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みづきのブログ  (記事はあくまで個人的見解です。 また、勝手ながら混乱や荒しを避けるため コメントの掲載、対応は控えております。 あらかじめご了承下さい。)
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ミキサーは用途、機種により様々ですので共通する基本的なものだけ説明しておきます。

簡単に機能を説明するとマイクや楽器から入力された音声信号を調整しアンプやレコーダーなどに出力します。
入力数と出力数の選択が一つのポイントで個人レベルの音声収録では2マイク入力、2メイン(ステレオ)出力で十分です。これを基本としてマイクや楽器を増やす予定がある場合はそれに合わせてものをマルチトラック録音を予定している場合はそのトラック数にあったものを選択します。
コンデンサーマイクを使用する場合はミキサー側でファンタム電源対応である必要があります。また、コンデンサーとダイナミックのマイクを混成する場合はミキサーが1チャンネル毎にファンタム設定ができるか、外部ファンタム電源を経由して接続する事が望ましいです。ファンタムを供給したままダイナミックマイクを使用するとショートなど思わぬ事故で機材が破損する場合もあります。

マイク入力とライン入力との違いはマイク入力の方が微細な信号に対応できる構造を持っています。マイク対応の場合はゲインコントロールノブで入力される信号を調節していますが簡易録音機器の場合、スイッチ切り替えだけの場合もあります。
ギターやベースなど高抵抗(ハイインピーダンス)の機器を接続する場合もミキサーが対応しているか確認が必要です。接続してすぐに故障する事は少ないですが歪やすく、適正な音質、音量を得がたいです。この場合はDI(ダイレクトボックス)と呼ばれる機器を経由して抵抗値を適正化します。DIは単体製品の他、エフェクターに内蔵されています。

出力に関してはメイン、グループバス、AUXは音質面で対策が施されておりレコーダーやエフェクターへの出力はこの端子を使用します。
エフェクターを利用する場合を想定してインサート端子を装備している場合も多いですが、ライブなどの状況で制限がある場合以外はバスやAUXを経由する方が音質を確保しやすいです。機種にもよりますがインサート端子は3極端子で入力と出力の双方に対応するわけですがアンバランス2端子を3極1端子で補うというちょっとした曲芸をこなしています。音声信号を送信するためにはホットとコールド(プラスとマイナス)の2極信号が必要なのですがインサートの場合は3極のうちの1極が出力と入力双方の信号伝達を担っており、混成された信号のうち出力には出力信号に符合する信号のみが音声化され入力側でも同じ処理が行われます。このような過程を経るため余剰信号がノイズ化する事もあり、あえて比べると単純出力端子よりも音質は劣る事になります。
また最近の機器では入出力に3極端子を用いホット、コールドに加えグランド(アース)極を設け余剰信号を逃がしノイズ化する事を防いでいます。簡単に考えると2極のアンバランスより3極のバランス信号の方が高音質であると言えます。ちなみに2極の場合は片方にグランド分の電流も流す方式となっています。

実作業での注意点
電源のON、OFFとコネクターの脱着時は要注意。
電源操作を行う場合は必ず接続している機材の全てのボリュームを下げておきます。これは突入電流による回路の破損を防ぐ目的があり機種によっては電源が安定する数秒間、操作ができにいようにするリレー回路を備えています。信号の調整とは電流の調整であり増幅機能を持った機材のボリューム類を上げたままで電源の操作をすると最悪の場合、内部回路がショートし発火します。近年の安全基準では発火事故にまで至るケースはほぼありませんが、コンデンサーマイクや真空管(チューブ)回路を搭載した機材ではショートするケースもあります。真空管仕様の場合は連続した電源操作もダメージを与えるので電源を切った後しばらく真空管が冷えるまで再投入は避けます。
リハスタやライブハウスなどではアンプのボリュームを操作できない場合もありますが、その場合でもその他機種はボリュームを落とす、電源が安定するまで機材は接続しないなどの対策で手持ち機材の破損を防ぎます。
USB接続などパソコン経由で音声の入出力を行う場合、インターフェースの電源操作が任意にできなかったり、できる場合でも電源捜査時にどうしてもノイズが発生します。パソコン本体やインターフェースは想定の範囲で設計されていますが、それらに接続するマイクなどは必ずしも不要な電流に対応しているとは限りませんので特に注意が必要です。
コネクター脱着時の注意点
コネクターの脱着時はそれに対応するチャンネルのボリュームは下げて作業を行います。ファンタム電源を使用している場合はOFFにしておきます。これらはコネクターの接触時に起こるショートを防ぐ目的があります。

ミキサーのゲインとボリュームフェーダーの調整。
どちらとも上げすぎには注意です。最大音量付近は信号に歪が生まれやすい設計になっているためです。
マイクなどでゲインを上げたい場合はまずフェーダーの位置が適正にあるかどうかを確認します。
状況によりボリュームの調整が必要な場合や音源が遠くできるだけレベルを上げたい場合は機種により優先順位が異なります。どちらを操作しても小さい音を大きくしようとボリュームを上げると同時にノイズも大きくなります。このノイズの中でもサーっという機械が原因のノイズは調整方法により軽減できる場合があります。対応方法はゲインとフェーダーのどちらにノイズの原因があるかを見極めます。また、1チャンネルだけで対応せず一度AUXなどを経由し別チャンネルで再度調整する方がノイズを軽減できる場合もあります。

BEHRINGER ( ベリンガー ) /XENYX802
2チャンネルマイク入力、ステレオ出力、ファンタム電源対応の基本を押さえたモデル。

ALESIS ( アレシス ) /Multimix 4 USB
2チャンネルマイク入力、ステレオ出力、ファンタム電源に加えてUSBオーディオインターフェース機能も内蔵。

YAMAHA ( ヤマハ ) /MG102C
マイク入力にワンノブコンプという汎用性の高いシンプルコンプレッサーを内蔵しているので台詞やボーカルなど声を収録するのに便利なシリーズです。

TASCAM ( タスカム ) /M-164FX  
USBオーディオインターフェイス対応でそこそこの入出力とエフェクトを搭載した本格入門シリーズ。

 

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みづきさとし
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バイオリン鑑賞
自己紹介:
趣味の全般は音楽、特にバイオリンは奏法も価格も手の届かない存在なので完全趣味です。

現在、アフレコ主体の複合創作サークルで取り纏め役を務めています。

ペタペタと広告を貼っていますが、自分の興味のない分野を売り込めないのが悩みだったり。
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