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みづきのブログ  (記事はあくまで個人的見解です。 また、勝手ながら混乱や荒しを避けるため コメントの掲載、対応は控えております。 あらかじめご了承下さい。)
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Audacityに限らずですが厳しい録音環境やフリーソフトに限られた条件でいかに仕上がりを上げていくか、を少し考えてみました。
別の項で書いた内容も含みますが参考になればと思います。
まず、ボーカルがなじまないを軽減するにはAudacityの前段までに書いたボーカルの加工と共にオケも少し加工します。簡略な環境で録音している場合はどうしても高域の抜けが悪い印象があるのでオケも少し高域を削ります。もちろん篭ってしまわない程度のですがそれでも少し寂しい印象になってしまった場合は低域を少し補正します。こうすると元のオケとは違うけど厚みのある印象が得られ単体で聴けばアリな感じになります。
またボーカルにエコーをかけると浮いてしまうが、かけないともっと違和感がある場合はオケにも少しエコーを足します。ボーカルと同じだけかけてしまうと掛け過ぎになるのであくまで軽くです。これにより響きの長さが近くなるので同じ空間にあるような印象を得られます。
続いてはコーラスとボーカルを重ねるとうるさい印象になる場合の対処です。
一番簡単な方法はボーカルより少し強めにエコーなどの効果を加えると一歩さがった位置にいるように聞こえます。
それでも中心に集まりすぎているようであればコーラスをモノラルファイルにして2トラック呼び出し左右に振り分けます。これにエコーなどをかけるとより分散したイメージなります。
これらに加えMIXして書き出しファイルにもう一度軽くエコーなどの効果をかけるとより統一感を感じられると思います。
基本的な事はこの程度ですが曲や自分の好みに合わせて色々と試してみて下さい。

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SONY(ソニー)/MDR-V6は低価格とは言えないながらも価格以上の再生能力があるとの定評があります。

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SONY(ソニー)/MDR-CD900STは世界の定番モニターヘッドホン。
荒も何も再生してくれるので期待より覚悟が必要です。

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MIX作業でまず必要となる操作はファイルにエフェクトをかける作業でボーカルの場合は前段までの処理が終わっていればAudacityではエコーをかける作業になります。
エコーは通常のソフトではリバーブとディレイを合わせて行いますが今回はAudacityのエコーで説明します。
基本的にはファイルの選択範囲で指定して効果のプルダウンメニューからエコーをクリックして設定ウィンドウを開き数値を調整するだけです。
操作そのものは簡単ですが効果のかかり具合を見極めるのが難しく初期設定のままではかかりすぎです。
数値的には小数点以下の設定で曲ごとに調整して何度か試してみて下さい。
オケと合わせて聞くにはプロジェクトファイルメニューのオーディオの読込で別トラックとして呼び出されるのでボリュームスライダーなどで音量のバランスを調整して下さい。
そのままオケとボーカルをファイルにしたい場合はファイルメニューの別名で書き出しでトラックが統合されたファイルを書き出しできます。
設定や選択の方法によっては全てのファイルに同じ効果が設定されてしまう事もあるようですがオケには効果をかけずボーカルだけにかけたい場合に設定をやり直すのが面倒であったり設定の方法が分からない場合は効果をかけて書き出したいファイルのトラックのSoLoボタンをクリックして有効にすればそのトラックだけ書き出されMuTeを有効にした場合はそのトラックは書き出されない設定になります。
単体のトラックで書き出した後、再度新規プロジェクトで必要なオーディオを読み込み書き出しを行うとミックスされたファイルができます。

エンジニアが教えるミックス・テクニック99
ミックのヒントを掲載した解説本。

自分で録れるレコーディング・ハンドブック
ミックスの前に録音状態を改善するための解説本。

 

ミックスを行う前の操作基本となる操作を説明しておきます。
まず、録音開始や終了点にブチッとノイズが入り気になる場合はカットで除去する方法があります。
操作としてはカットしたい部分を選択して編集のプルダウンメニューのカットをクリックすればカットされます。
凝れてもカットした部分や位置合わせが面倒な場合は効果の増幅でマイナスに設定すれば選択範囲のレベルを下げられます。
カット操作やミックスしたいオケとの長さが違うファイルの位置合わせは予め移動したいファイルを選択し、移動したい位置にタイムラン上のカーソルを移動させクリックで位置指定すれば位置の設定ができ、プロジェクトファイルのプルダウンメニューのカーソルを移動して揃えるをクリックして行いたい操作をクリックすれば移動処理が行われます。

ALESIS(アレシス)/iO2 EXPRESS
ALESIS(アレシス)/iO2 EXPRESSはパーソナルユースに必要十分な機能とバンドルソフトが手に入るオーディオインターフェイス。
ただ海外メーカーなのでサポート面ではチャレンジ精神? が必要かも。

サウンドハウス
予算の都合によりPC内蔵マイクや低価格のスカイプ等通話向けマイクでとりあえず始める方も多いと思います。この場合は標準装備のサウンドカードではノイズが乗りやすく後加工でなんとかならないか、と考えてみるケースがあるでしょう。
この場合のAudacityでの対処法は簡単に効果が出やすい加工はノイズ除去とイコライゼーションの効果の利用です。
まずはノイズ除去は効果のプルダウンメニューにあります。
クリックして設定ウィンドウを開いてすぐにはOKボタンがクリックできない状態です。
これはこの効果に必要な情報を得る作業が必要なためで、まずはノイズプロファイルの取得ボタンをクリックして選択したデータの情報を取得させます。
その上で効果の少なめ、多めのスライダーをドラッグして効果のかかり具合を調整します。
私が試したところではあまり多め寄りに設定すると必要のないケロケロが発生したり音声が途切れたりしました。
この効果はあくまでクリップノイズ的なものを軽減する目的のようでサーっというようなヒスノイズ系の除去にはほとんど効果がないようです。

次の対策として効果のプルダウンメニューにあるイコライゼーションを使用します。
他のソフトではイコライザー、種別としてグラフィックイコライザーとパラメトリックイコライザー、それしてイコライザーを操作する事をイコライジングと呼びます。
さてこのイコライゼーションの設定を開くと周波数の増減イメージを表したグラフとその下にプリセットの効果が表示されます。
ここでは録音時のノイズを軽減させたいのでプリセットのacousticの効果カーブを参考にすると効果が得やすいでしょう。
自宅の普通の部屋で標準装備のサウンドカード経由の録音で発生するノイズは電気的に発生する高周波ノイズと環境に滞在する低周波ノイズが主体なのでそれぞれのノイズ成分を軽減させるには高周波(右側)と低周波(左側)をマイナス設定にすれば聞こえ方がよくなります。
プリセットのままで効果が弱いと思った場合はそれぞれ中心方向のポイントを減退させると効果が強くなります。
注意点としては高域をカットしすぎると篭った印象に、低域をカットしすぎると痩せた印象になります。
また個人の声質や曲により効果のある設定ポイントは様々なので色々と試してみて下さい。

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通常のソフトではコンプレッサーで大きすぎる音を下げ、小さすぎる音を上げて音圧調整を行いますがAudacityでは圧縮という効果で行うようです。
操作としては範囲選択を行い効果のプルダウンメニューの中の圧縮をクリックし設定ウィンドウを開きます。
スライダーを動かすと効果の程度を表すグラフが変動するので操作そのものは分かりやすいですが出来上がりは元のファイルの状態によるので結果が思わしくない場合は編集のアンドゥで効果設定前に戻り何度か試してみるとよいでしょう。

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バイオリン鑑賞
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趣味の全般は音楽、特にバイオリンは奏法も価格も手の届かない存在なので完全趣味です。

現在、アフレコ主体の複合創作サークルで取り纏め役を務めています。

ペタペタと広告を貼っていますが、自分の興味のない分野を売り込めないのが悩みだったり。
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