みづきのブログ
(記事はあくまで個人的見解です。
また、勝手ながら混乱や荒しを避けるため
コメントの掲載、対応は控えております。
あらかじめご了承下さい。)
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少し前にボカロ音源のMIXを依頼されチャレンジしてみた時の感想です。
今回一番イメージしていた内容と結果が違ったのがボーカロイドもボーカルに近い基礎処理が必要という点です。 私の方がボカロを所持していないためある程度の調声をしていただいてからファイルを送ってもらったのですが通常の音源として扱っていてもなんかしっくりこない感じが続き、試しにコンプレッサー処理などを施してみると結構大人しくなってくれました。 もちろんかけ過ぎはダメでしたが音源としてよりは声の扱いに近い感じで基礎処理を行うとよいようです。 私が一番困っていたのが音源特有のキンキンしたデジタルな感じがピアノのみの伴奏と喧嘩している印象だったので、特有のピークを叩く事で随分落ち着いて聞けるようになりました。 今回はピアノも音源でしたが生楽器などと合わせる場合は真空管かアナログ回路処理を行った方がより馴染んでくれそうな気がします。 OVERLOUD(オーバーラウド)/VKFX v2は真空管シュミレート搭載のプラグインマルチエフェクター。 なんと言っても特徴は上質な真空管シュミレートですが通常のエフェクトの質もよく基本ソフト付属のエフェクトに少しアクセントを加えたい方にお勧めかも。 BEHRINGER(ベリンガー)/MDX2600は2chアナログコンプレッサー。 オートコンプ機能に加えて真空管音質を再現するATSも搭載。 安価帯ながら使い勝手のよいコンプレッサーです。 BEHRINGER(ベリンガー)/MIC2200 Ultragain Proは真空管搭載のマイクプリアンプ。 真空管を実装しているのでこの価格で本物の真空管サウンドを体感できるのが魅力。 入力系統により真空管回路を通過するかしないかを選択できるのも特徴です。 PR
前記事ではアンシュミによる荒さの調整を書きましたが今回は予算がかかりますが音質を保ちながら一味加える方法としてアナログ回路の使用について書きたいと思います。
現在ではインターフェイスなどを通過した後は全てデジタルデータとして処理されますが音質保持の利点がありつつ素材毎の特性も保持するためクリアで高音質の音を組み合わせても綺麗だけどかみ合わないという印象が時々発生します。 これも前回書いた粒の違いに起源があり特に全くのデジタル発音となる音源と生音収録の声やアコースティック楽器は一つ一つに不満がなくてもMixの段階で違和感が出てしまう事もあります。 この場合の対処方法としてはあえてアナログ回路を通過させると少し音が落ち着きます。同じ機材を通せばアナログ回路の特性が加味されるのでなんとなくしっくり馴染む感覚があります。 特に軽くコンプレッサーを掛けたりすると音の粒が滑らかになるのに加えて音量増減の特性も似てくる傾向にあります。 アナログの感覚を強調したい場合は真空管回路を使用するとより効果が得られます。 真空管はどうしても周波数特性やダイナミックレンジに限界があり音質の劣化を感じる場合もありますがデジタルとは違う音の繋がりや丸み、暖かさという感覚を加味してくれるのでハマる人はハマります。 また、接続するケーブルによっても音質変化があるのでクリアで損失の少ない音を目指すか、全体の丸みを持たせるかによって使い分けます。 個人的には音質保持をしつつ丸みを持たせるにはOFC以下の純度か定番メーカーが向いていると感じます。 安さだけを重視すると丸くなるというより痩せた音になってしまいます。 これに対しクリアで透明感を持ちながらアナログ的音のつながりを得たい場合は6N(99.9999%)以上の純度を持つ銅線か銀線使用のケーブルを選択しすると欠損が減少します。 アナログ回路使用で基本的な注意点はアウトとインがループしない接続設定にする事。通常のインターフェイスの場合、ハードやソフトの設定をそのままで行うと信号がループしハウリングや最悪の場合故障するので同一ハード、ソフト経由で設定が分らない場合はあやふやなまま行わない事。 殆どの場合はマルチチャンネルのイン、アウトに対応したインターフェイスを使用しないと難しいです。 ソフトの設定で行う場合は再生音源のアウトをインターフェイス経由で戻ってくるインプットチャンネルもしくは録音トラックのモニター出力設定を再生音源のチャンネルとは別にする、もしくはオフにしてループを防止します。 これらの設定が困難な場合は音源を一度CDなどにして外部のプレーヤーで再生しお好みの回路を通して録音するのが安全です。 この場合の注意点は非圧縮音源を作成する事です。CDであれば通常のオーディオCDとしてその他のデータ再生の場合はwavやPCMなどにします。 再生音源をMP3など圧縮音声にしてしまうとその段階で劣化や損失が発生し音源としての質を保てないばかりかアナログ回路を通過させた場合に不足のノイズ発生や異常な変化が起こる場合があります。 BEHRINGER(ベリンガー)/MDX1600は安価ながら使いやすいモデルのコンプレッサー。 べリンガーのアナログコンプレッサーの特徴で昔から定評のある入力音源を自動判別してアタック、リリースを制御するオートコムを搭載しているので初心者でも簡単にコンプレッサーを体験できます。 BEHRINGER(ベリンガー)/MDX2600は上位モデルにあたるコンプレッサーです。 1600の基本機能の強化に加え様々な機能を追加することにより音の味付けを支えてくれます。 DBX(ディービーエックス)/1066はスタジオでもよく採用されるdbx社のコンプレッサー。 基本機能のクオリティーにこだわった設計が伝統で自分で音を作り込みたい場合にはこちらの方がよいかも。 BEHRINGER(ベリンガー)/MIC2200 Ultragain Proは真空管回路搭載のマイクプリアンプ。 何度か紹介してきましたが低価格で真空管のマッチングを気にせずに使用できるのが最大の利点でしょう。 PRESONUS(プレソナス)/BLUETUBE DPも真空管回路搭載の2chマイクプリアンプです。 一つ上の安心と音質を求めるならこれ以上の価格が必要かも。 FURMAN(ファーマン)/M-8X2はシンプルなパワーコンディショナー。 アナログ回路を使用する際に気になる電源ノイズ対策として有用で特に真空管回路を使用する場合はデジタル機器との相互干渉対策にもなります。
Mixをしていてなかなか音の素材同士が馴染まない、という話はよくあります。
これの対策として空間系(リバーブやディレイ)やコンプレッサーでの音圧調整、イコライザーの操作などが頻繁に紹介され、私も以前に書きましたね。 しかし、記事や書籍はあくまである程度の音質を前提にしている事が多く、限られた環境でがんばっている方たちへの対策は機材で、というのが多数です。 確かに録音環境を改善し音質を向上させると格段に全体の質も上がりますが実際は難しい場合も多いです。 お金をかけずにとなると手段は限られますが音の粒、粗さを調整するというのも以外と有効です。 録音した声がいまいちでオケの音質に合わない場合に行う方法としてはあえてオケの粒を荒くします。 音質の調整としてはイコライザーで補正、カットが王道ですがそれでも声がザラザラ、オケかサラサラした印象が残ります。 そこで挑戦してほしいのはアンプシュミレーターの使用です。 このエフェクトは本来ギターやベースのアンプをシュミレートしオーバードライブやディストーションなどの歪みやキャビネットサイズで鳴りを調整します。 つまりは少し粒が荒れた感じになるわけです。 この効果を利用しオケの粒を荒くします。プリセットのオーバードライブなどをかけるとあからさまに歪みが強過ぎるため歪みはオフにしてキャビネットサイズやドライバーの設定で荒さを調整します。 オケだけにかけるかMix後にまとめてかけるかは状況次第です。 声の方がそこまで荒れていない場合はアンプではなくDI(ダイレクトボックス)のプリセットがあればこれを通すだけでほんのり荒さが加わります。 作業としてはローファイの方向で投稿サイトへアップしたりあえてノスタルジックな感じを求める場合に限りますが出来上がりのまとまりとしては少し無理に高音質にこだわるより馴染むと思います。 WAVES(ウェーブス)/GTR Soloはアンプシュミレーターのみのプラグインエフェクトです。 あっさりしたシュミレーターしか搭載していないソフトに追加するとアンシュミの価値を再認識させてくれるでしょう。 MOTU(マークオブザユニコーン)/MasterWorks Collectionはマスタリングに必要な基本エフェクトを搭載しています。 全体的な仕上がりの向上に役立つと思われます。 時々wavやmp3などのオーディオファイルとMIDIファイルを混同しているケースを見かけますので基本だ抑えておきましょう。
ここではMIDIで使用する音源、特に標準音源の存在感アップについてお話します。
MIDIで作曲やバンドの足りないパートを音源で鳴らした場合、優秀なプラグインではなくフリーソフト音源やMIDIソフト付属標準音源だと存在感がなかったり、安っぽく聞こえたりするのが悩みです。 できるだけお金を賭けずに少しでも改善したい場合の一番簡単な方法は複数の音源を鳴らす事です。 たとえばピアノだとアップライトとグランドピアノなど同じ楽器で二種を鳴らすと随分印象が変わります。 曲の厚みを出したい場合は単純にオクターブを変えたデータを重ねるだけで隙間が埋まったような感じに聞こえます。 エフェクターもMIDIエフェクターとオーディオデータとして書き出した後にもう一層オーディオ用のエフェクトをかけると相互効果が得られる場合があります。 特にエレキギターの場合は音源のディストーションギターやオーバードライブギター単品だとかなり厳しい幹事ですがクリーンギターをオーディオに書き出してからオーディオ用のエフェクターで歪ませると随分違います。この場合はMIDIの空間系エフェクトをオフかできるだけかけないでデータ化しておかないと予期せぬ歪みが起こる場合があります。 効果のほどは結局音源次第なのですが、上位機種を導入しても役に立つ基本作業なので環境のレベルに関係なく試してみると面白いと思います。 フリーソフトから始める解説本。 基本から遊べるテクニックを紹介した解説本。 全ての基礎となる用語辞典。 |
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バイオリン鑑賞
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趣味の全般は音楽、特にバイオリンは奏法も価格も手の届かない存在なので完全趣味です。
現在、アフレコ主体の複合創作サークルで取り纏め役を務めています。 ペタペタと広告を貼っていますが、自分の興味のない分野を売り込めないのが悩みだったり。
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