忍者ブログ
みづきのブログ  (記事はあくまで個人的見解です。 また、勝手ながら混乱や荒しを避けるため コメントの掲載、対応は控えております。 あらかじめご了承下さい。)
[1] [2]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「表現」について

〇アクセント
日本語では基本的に発音の高低でアクセントを表現します。
① 平板型 音が同じ高さのままで推移する語。(電話、正しいなど)
② 頭高型 第一音が高くてその後の音が下がる。(さらに、出るなど)
③ 尻高型 最後の音節までは高く最後が下がる語。(妹など)
④ 中高型 語中にある音節の後に下がる語。中一高、中ニ高、中三高などがある。(小芝居 中一高)

〇イントネーション
イントネーションは抑揚とも言われる言葉の音階的な高低の事です。
アクセントが単語の基本であるのに対してイントネーションは言葉の表現を決定するものです。
昇調 終わりを上げる。(疑問 出た? 呼びかけ パパ など)
降調 終わりを下げる。(肯定 そうです 命令 走れ! など)

NHK日本語発音アクセント辞典   TASCAM ( タスカム ) /CD-VT2

PR

〇発音練習
あ行
アは顎を自然に大きく開いてあくびを途中で止めたような状態。唇は無理にまるめる事はなく舌を下顎に軽くのせて発音しましょう。
イは顎をほとんど閉じて口の両端を引っ張るようにし、舌は前方を盛り上げて口の奥に空間をつくって発音します。
ウは顎を閉じて唇をすぼめ前に出し、舌の奥を高くして上顎の奥に近づけて発音します。
エはアとイの間くらい顎を開いて唇をやや左右に引き、舌の前方をアよりも高く持ち上げて発音します。
オはウの口を基準にして、それよりも顎をやや開き、唇は少し丸めて舌の奥を少し上げ発音します。

〇共通課題
あいうえおあお あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ、これを始めはしっかりと口の形を作り丁寧に発音します。数回繰り返した後にすべてを一息で言えるように練習します。これは全ての行で行います。

か行の子音は軟口蓋(口の内側、上部奥の軟らかい部分)についていた部分が息を吐き出して離れる瞬間の音で破裂音と言います。
この子音と母音のアイウエオを同時に発音するとカキクケコとなります。ただしキの音だけは舌の接点が他の音よりも前に移るので、舌の位置の違いを確認しましょう。

が行の発音方法は基本的にか行と同じですが、か行の子音は無声音であるのに対してが行の子音は有声音になります。が行の子音はか行の子音よりも強い破裂音なのであまり強く発音すると耳障りに聞こえるので注意しましょう。
が行鼻濁音の口の開きはが行と同じですが、舌の奥の部分を堅く膨らませて喉の奥につけるようにすると、鼻にかかったが行になります。感覚をつかむためにはンガのようにンをつけて少し大げさに鼻にかけてみましょう。

さ行の子音は舌と上顎を接近させて、その狭い間から息がこすれるように出る音で摩擦音と言います。
サスセソは前歯の裏に息を当てるように発音し、シの音は上の歯の歯茎全体に息を当てるように発音します。そのためスィの音ではなくシーの音となります。また、さ行を発音する時に歯と歯の隙間から息が漏れすぎると聞きづらくなるので注意しましょう。

ざ行の子音は舌先を上の歯茎の裏につけてふさいだ息の通り道を吐く息で押し破って破裂音をつくり、さらにその隙間から息を通してつくりだす音で破擦音と言います。
さ行の場合は舌先が歯茎の裏に接触しませんが、ざ行は接触します。ジの音はズィとならないように注意しましょう。

た行の中のタテトは舌の先を上の歯茎につけてそれが離れる瞬間に息を吐き出して音を出します。これはか行の破裂音と同じです。チツは破擦音になりティトゥにならないように注意しましょう。

だ行のダデドは破裂音でタテトと同じ口になりますが、た行の子音が無声音であり、だ行の子音は有声音となっています。
ヂヅの発音はジズと同じです。
ざ行とだ行は発音方法が似ているのでわかりにくくなりやすいので注意して発音しましょう。

な行の子音は舌先を歯茎につけたまま吐く息を鼻から抜いて出す音で鼻音と言います。
ただニの音は他より舌を硬口蓋(口の中の上部の硬い部分)の近くにつけて発音します。ニャ、ニ、ニュ、ニェ、ニョはこの要領で発音します。

は行のハヘホは子音に母音を合わせて発音するので口は母音と同じにし、喉で音を調整します。
ヒはシと口の形が似ていますがシよりも舌の中ほどを持ち上げて音を出す摩擦音です。
フは少しだけ開けた唇の間から息がこすれるように出て来る摩擦音です。上下の唇と歯を接触させずに発音します。

ば行の子音は閉じた唇を開く瞬間に出す破裂音です。
バの音は語頭にあると強く破裂しますが、語中にあると破裂が弱くなり摩擦音に近くなりますので違いを確認しながら練習しましょう。

ぱ行はば行の発音方法と同様の破裂音ですが、ぱ行の子音は無声音になります。
ば行との違いを意識しながら練習しましょう。

ま行の子音はば行と同様に閉じていた唇を開きながら発音しますが、破裂音ではなく、な行のような鼻音です。
鼻濁音と同じようにンをつけて練習すると鼻音である事を意識できるでしょう。

や行のヤユヨは口の形をイにしてから、アウオと発音と発音するとヤユヨと発音できます。
や行を構成する音は単独では音節をつくらないという子音的な性質を持っているので半母音となります。

ら行の子音は舌先を硬口蓋の方に反らして隙間から息を出して摩擦音を発してさらに舌先で硬口蓋を弾いて歯茎にぶつけながら発音します。
巻き舌は舌先で硬口蓋をニ、三度弾くために起こる音です。

わ行のワは口をウの形にしてから発音する音でや行と同じ半母音です。
従来わ行はワの他にもイウエヲがあり「ウィ」「ウェ」「ウォ」としていましたが、現在ではヲもオと同じ発音になりわ行の発音としてはワだけになります。

んは舌の奥の表面を上げて息が出ないように口を閉じてその息を鼻に通して跳ねるように出す音で、發音と言います。
表記上ではンの一種類しかありませんが、唇や舌などの使い方で表現は数種類あり、ンの後に来る音によって分類する事が出来ます。

ぱ、ば、ま行の場合は唇を閉じてつくる音になる傾向があります。(損保、看板、不鮮明など)
さ、た、だ、な、ら行の場合は舌先と歯茎を使った音になる傾向があります。(建造、検体、寝台車、年内、信頼など)

か、がの場合は舌の奥と軟口蓋でつくる音になる傾向があります。(真剣、漢学など)
詳しくはアクセント辞典で確認しましょう。

各行の単語の練習などはアクセント辞典や国語辞典などを利用しましょう。


NHK日本語発音アクセント辞典  発音、アクセントの定番辞典。
叫びの壷  限られた環境での練習に。

〇子音の鼻濁音
が行を発音する時にそのまま鼻に響かせると鼻にかかったような音になり、これを鼻濁音といい、響かせないものを濁音といいます。
地域や年代によって鼻濁音を日常的に使用しない場合もありまが声優としては必要とされる事が多いです。最近では話し言葉に対しては慣用になりつつありますがナレーションなどでは求められる技術です。
〇鼻濁音化して発音するもの
① 単語の中間部分または単語の終わり部分にある「が」行の音。鏡「か(が)み」、道具「どう(ぐ)」など
② 格助詞や接続助詞。私(が)、~です(が)など。
③ 数詞の五を使用した名詞。慈五郎「じ(ご)ろう」七五三「しち(ご)さん」など。
④ 日本語化している外来語で「ん」の後にくる。ヤング「やん(ぐ)」など。
〇濁音のまま発音するもの
① 単語の始まりにあるもの。「外貨」「月下」
② 外来語で「ん」の後に来ない場合。「ショットガン」「合成ゴム」など。
③ 名詞にあたらない数詞の五。「五十歳」など。
④ 接頭語がなければ語頭にくるもの。「朝ご飯」「空元気」など。
⑤ 擬態語や擬音語で同じ音を繰り返す場合。「ギラギラ」など。
⑥ 複合語は語中や語尾でも鼻濁音化されない場合もある。「小学校」「国会議員」など。

NHK日本語発音アクセント辞典 鼻濁音の確認もアクセント辞典が基本。


CASIO XD-A3800  中学生学習モデルでもアクセント辞典を収録。

「発音」について
〇母音と子音
母音は口の内部を通る息を唇などで妨げない状態で発音する音でひとつの音を長く出し続ける事ができます。これに対して子音は舌や唇などで息の通りを妨げながら出す音で長く出し続ける事のできない瞬間的な音です。この両方の境界域に入る音を半母音といいます。
また、発声する時に声帯の振動を伴うものを有声音、伴わないものを無声音といいます。
有声音 母音あいうえお、半母音やゆよわ(のように子音の役割をする短母音)子音なまらがざだば各行の子音。
無声音 子音かさたはぱ各行の子音
〇母音
日本語では母音が重要とされるので口の形を鏡で見るなどして正しく発音できるようにトレーニングしましょう。〇母音の無声化
母音は声帯の振動をともなう有声音ですが、前後の子音との関係によって発音されずに息だけが出て来ることがあります。これを母音の無声化といいます。
例えば「く」の音は一音だと「ku」と発音しますが「くさ」と発音する時には「u」の口の形はしていますが声帯は振動せず「k」の子音が息とともに出で来るだけの「k(u)sa」となり母音が無声化します。
母音の無声化は母音が無声音の子音と子音に挟まれた時、機会「k(i)kai」透く「s(u)ku」人「h(i)to」や無声音の子音の後にくる母音が語尾になり、その音節にアクセントがない時、ガラス「garas(u)」あげます「agemas(u)」などが基本となりますが単語や方言などによって無声化しない場合もあるので詳しくはアクセント辞典で確認する事をお勧めします。
〇二重母音
「あ+あ」「え+い」などのように母音が二つ続いているものを二重母音または連母音と言います。
声「koe」なども二重母音となります。
〇長母音
二重母音の中には二つの母音が融合し、長く発音する場合があり、これを長母音と言います。
例えばお姉さんは「おねえさん(oneesan)」と書きますが発音では「おねーさん」となります。
ただし母音が続いても「押し入る(osiiru)」は「おしーる」ではなく「おしいる」と発音する場合などもあります。


NHK日本語発音アクセント辞典 定番、アクセント辞典。アクセント表記以外の基本も掲載。

 辞書、辞典の他にも興味書籍を検索。

提供する情報が機材ばかりなのも寂しいので今回からサークルで使用している声優基本テキストを紹介しておこうと思います。

〇声の出るしくみ〇
声は肺の中の空気が口から外へ出る前に、さまざまな器官が相互に関わりあって作られています。
その器官の中でも声の大きさや音質を左右する重要な器官として声帯があります。声帯は喉にある左右で対になっているひだの事で、声を出していない時は広く開いた状態になっていますが、声を出す時には緊張して両側から接近します。風邪をひいて声が枯れたりするのはこの声帯の収縮が通常と異なるためです。
肺の中の空気が声となるまでの流れは、①呼吸運動(肺から押し出された空気が声帯を振動させるための力に変わる)②声帯振動(声帯が振動して音をつくる)③共鳴(声帯で生まれた音が口の奥の咽頭や口の口腔、鼻の鼻腔などに共鳴する)④調音(唇、歯、歯茎、顎、舌などによって言葉としての音をつくる)と、なっています。
声の大きさは肺から送り出される空気の圧力によって決まり、高さは声帯の振動数によって決まります。
裏声は声帯を強く緊張させて出す調子の事です。

〇発声の基本〇
まず初めにいかなるトレーニングに入る前にも体をリラックスさせましょう。ゆっくりとストレッチを行い顔や首の筋肉、間接なども意識してほぐしましょう。

〇呼吸方〇
〇胸式呼吸
人が活動状態において自然に呼吸する時には多くにして胸式呼吸で呼吸しています。息を吸うと胸郭が広がり肺が膨らんで空気が入り逆の動作で空気が排出されます。
胸式呼吸のみで出した声を喉声と呼び、この声で大声を出すとがなり声になり聞きずらく遠くにも届きません。さらに長時間連続して喉声を出し続けると声が枯れやすくなります。
〇腹式呼吸
胸式呼吸の他にも肩式呼吸と呼ばれる呼吸方もありますが声優において望ましい呼吸方とされるのは一般に腹式呼吸です。
腹式呼吸は横隔膜を意識してコントロールする事により、より多くの空気を出し入れする事が出来るようになり、一気に出す、止める、細く長く出すなどの技術を必要とされる声優にとってはかかせないものです。
腹式呼吸を意識するための方法としては、まず仰向けに寝て腹部に軽く手を置きます。その状態でゆっくりと深く呼吸をして腹部が上下する事を確認します。腹式の呼吸を確認出来たら今度は少し重みのある本などを腹部に載せ、それが落ちないようにゆっくりと呼吸し腹式呼吸の感覚を覚えるようにしましょう。
〇呼吸のコントロール
まずリラックスしてまっすぐな姿勢で立ちます。この際に無駄に力が入ったり、背筋がまがったりしないように気をつけましょう。
それから腹式呼吸を意識して呼吸を行います。
基本として1拍で息を吸い、4拍ほど止めできるだけ長く一定の強さで吐きます。
これをスーの音とズー(ZU)の音で行います。ズーの音で行う時はZの音が消えないように心がけましょう。慣れてきたら速さや拍数を変えてトレーニングします。
尚、実際に台詞を読む場合は鼻から吸うようにしましょう。

〇発声〇
共鳴を意識したロングトーンの発声で自分の声を確認します。
1拍で息を吸い、ンーとハミングし音を鼻に当てる意識で共鳴させる。
鼻の共鳴を意識できたらアーの音に変えて顔全体に共鳴させるような意識でできるだけ一息を長くする。
この際には喉に力が入らないようにしましょう。慣れれば少しづつ大きさや高さを変化させてみたり、ラッラッラッとスタッカートを入れて喉を開くトレーニングをします。
〇強い声、遠くに飛ばす声
壁など目標となる物の前に1メートルほどの距離を置いて立ち目標に向ってアーと声をぶつける。しばらくして目標との距離を広げて距離を意識した声量で声を出す。この際には声を一本に通す意識を持ちましょう。

今回はここまでです。
類似する、もしくは反する情報、書物があると思いますが、この記事はあくまで個人的に情報を収集し声優として必要であろう項目を抜粋しています。記事の利用法は個人から個人への提供を基本とし、もし参考資料として活用される場合は個人での利用範囲に止めて下さい。

NHK日本語発音アクセント辞典アクセント辞典の定番。
XD-A6600BK  アクセント辞典収録の日本語重視の電子辞書。

Voice-Trek DP-10簡単録音でボイスチェック。
TASCAM ( タスカム ) /DP-004テイクを同時再生して聞き比べ。


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
みづきさとし
HP:
性別:
男性
趣味:
バイオリン鑑賞
自己紹介:
趣味の全般は音楽、特にバイオリンは奏法も価格も手の届かない存在なので完全趣味です。

現在、アフレコ主体の複合創作サークルで取り纏め役を務めています。

ペタペタと広告を貼っていますが、自分の興味のない分野を売り込めないのが悩みだったり。
バーコード
ブログ内検索
各種ボタン
P R
カウンター
アクセス解析