忍者ブログ
みづきのブログ  (記事はあくまで個人的見解です。 また、勝手ながら混乱や荒しを避けるため コメントの掲載、対応は控えております。 あらかじめご了承下さい。)
[219] [218] [217] [216] [215] [214] [213] [212] [210] [209] [207]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

マイクで収録した音声はなかなか思った通りの音になっていない事が多々あります。
もちろんセッティングによる改善やマイクの選択も大切ですが今ある環境と装備でなんとかしたいのもアマチュアの実情です。
そこで基本的な部分を抑えておきます。
まずは一番気になるのがノイズですね。
ノイズ処理を目的としたソフトやエフェクトもありますが一般でフリーや低価格で入手できるソフトでは古い音源や圧縮により劣化した音源を聞きやすく加工する事が主たる目的で複数のエフェクトをかけたりしているため、これから編集する素材としての音源に用いるのは意外と事故の元となります。
その事故を防ぐためには単純操作である程度の効果を得るようにします。
この時に一番利用するのがイコライザー、主にパラメトリックイコライザーです。
音質がよいと聞いて買ったマイクが意外とノイズを拾う事はよくあります。
まず一つ目はヒスノイズのようなサー、というノイズ。これはセッティングの時にゲインに頼りすぎている事が原因である事が多いのですが入ってしまった音源を加工する場合は主に高音域をカットします。
周波数は声と被らない程度を探ってシェルビング(ハイシェルフ)の設定で指定した周波数より上をカットする設定にします。
このときどうしても篭り気味になってしまう場合は可能な場合、2ポイントで減退をコントロールします。
たとえば保持したい音域付近では-3で設定しもう少し上の周波数で-6に設定すると減退のカーブをコントロールしやすくなります。
次に気になるのは低音部のブーというような鳴り。原因としては建物事態がエアコンの室外機などで振動していることがあります。声という中域の収録の場合はマイクかミキサーでローカット設定にしてあらかじめ不要振動信号を記録しない方法をよく用いますがアマの場合は常に不完全な環境であったり、スタジオが変わるなど状況による正確なセッティングは難しいもので後で気になる事も多いです。
この場合も処理としてはパラメトリックで今度はローシェルフ設定で低い音域をカットします。
ほとんどの場合は両方を一度に使用しないとノイズが気になりますがやりすぎると痩せてしまったりするので中域の欲しい部分をピーキング設定で保持する場合もあります。

次は声でよくある音量のばらつきです。
普段、人が聞いている音は聞きたい音を聞き取る事に集中していて意外と音量の変化に意識が行っていないものです。
このためデータ化した音声を冷静に聞くと高低が激しく変化していると感じる事も多々あります。
この時のに用いるはコンプレッサーというエフェクトです。
その名の通りレベルの上下を圧縮しある程度、均一化してくれます。
しかしこりも掛けすぎると違和感を感じる事もあり結構難しいものです。
設定は個々のソフトや機材によりかかり具合が異なるので実践あるのみですがプリセットがある場合はボーカルコンプレッサーを基準ら調整するのが通例です。特に台詞の場合はかかりが悪いと感じますがこの時はレシオを強くすると最も簡単に効果が得られます。それでも気に入らない場合はアタック、リリースと設定を進めると安全です。
しかし、そもそもがささやきと叫びだったり幅が広過ぎる場合はあらかじめ素材をカットして個々をゲインやボリュームのエンベロープ設定などでピークの幅を狭くしておきます。

素材としての加工はこの程度で他のエフェクトや定位はオケやBGMなどとミックスする時に行います。
それから元データがmp3などの圧縮音声であっても一度wavデータにしてから加工や編集を行った方が事故の確率を軽減できます。

SONY CREATIVE SOFTWARE(ソニークリエイティブソフトウェア)/ACID MUSIC STUDIO 8 + FL9 BUNDLE
ACID MUSIC STUDIO 8はあまり日本で馴染みのないソフトですがアメリカを中心とする海外では定評のあるシリーズです。
インターフェイス画面があっさりしていたりするのは主力が海外らしいデザインですが価格に対する機能性には魅力があります。

MOTU(マークオブザユニコーン)/MasterWorks Collection
現有のエフェクトクオリティーに限界を感じたらMasterWorks Collectionなどのプラグインを追加するのも有効かと思います。
ただし作動環境の確認は慎重に。

BEHRINGER(ベリンガー)/VIRTUALIZER 3D FX2000
BEHRINGER/VIRTUALIZER 3D FX2000などの単体エフェクターも選択肢と一つ。
特に外部ミキサーやMTRでセンドリターンが使えるならかなりの運用性を得られると思います。

 

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
みづきさとし
HP:
性別:
男性
趣味:
バイオリン鑑賞
自己紹介:
趣味の全般は音楽、特にバイオリンは奏法も価格も手の届かない存在なので完全趣味です。

現在、アフレコ主体の複合創作サークルで取り纏め役を務めています。

ペタペタと広告を貼っていますが、自分の興味のない分野を売り込めないのが悩みだったり。
バーコード
ブログ内検索
各種ボタン
P R
カウンター
アクセス解析